迷走東大生ブログ

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【受験勉強】「音読信者」を見てきて感じた、成功できない人間の法則

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僕が東進で浪人していた時の話です。

僕の通っている東進には自習室があり、自習したい人はだいたいそこで勉強していました。しかしその自習室は、普通の自習室と大きく異なる点が一つあったのです

 

うるっさいのです。自習室なのに。

塾側もそれを知っているのですが、誰も止めようとはしません。それもそのはず、声を出している人たちは皆、とある理由でうるさいからです。

 

それがタイトルにもあるように、音読

自習室にいる人の半分以上が音読をしているのです。

東進の先生はやたらと音読の重要さを強調してきます。「成績を上げる方法その1、音読」という名言がありましたね。ダルマみたいな先生です。分かる人には分かる。

それに影響を受けた人たちが、ひたすら自習室で音読しまくっているわけですね。普通は英語の音読ですが、たまに漢文の音読や、物理の音読(!?)をしている人もいました。

 

ここら辺で「なんかあやしい」と思ったアナタ、正解。

彼ら「音読信者」は何も考えずにひたすら音読をしていたのです。

 

 

「内容は理解してないよ」

音読にも個性があります。

めっちゃ早く音読している人、発音だけは異常に良い人、同じ文を10回くらい読む人などなど。

その中で、早く音読をする人に僕は特に疑問を感じました。お前自分が読んでる内容理解してるの・・・? という疑問です。

お世辞にもその人は英語の成績が良いとは言えませんでした。そんな人が、明らかに黙読するより早いペースで音読をしている。周りの人も「あいつの音読にはかなわねえ」と熱血漫画のようなセリフを言っている状況です。

 

ついに僕はその速読くんに話を聞きました。

 

「ねえお前さ、音読するのめっちゃ早いよね」

「ありがと。でも内容は理解してないよ。やっぱ理解しながら音読した方がいいのかな?」

「・・・お前アホなん??」

 

会話終了。ちなみに最後のセリフはさすがに思いとどまって実際には言ってません笑

確か「理解した方がいいんじゃね?」くらいのマイルドな感じにしたと思います。

 

さてさて、ここでアナタに質問です。

この速読くんの根本的な問題点とは一体なんでしょう・・・?

勉強だけに限った話じゃないですよ。

 

10秒を惜しんで1年を棒に振る

「理解しないで音読なんて、成績伸びるわけないでしょ!」と思った僕ですが、もしかしたらひたすら読むのが正しい方法なのか・・・? とも思い、検索してみました。

「音読 方法」で検索。

こんなページが簡単に出てきます↓

確実に読解力が伸びる!正しい英語音読の方法と10の手順

特に凝った検索ワードというわけでもなく、普通に検索して普通に1ページ目に出てきました。所要時間約10秒。

そこには「頭からっぽで読んでも効果はない」と書いてあります。つまり内容は理解する必要があると。そりゃそうだ。

他にも色々と書いてあって、その結果「音読信者」たちの音読法は全部間違っていたことがわかりました。

 

彼らの真の問題点は、音読法が間違っていたことではなく、内容を理解しようとしなかったことでもなく、

10秒で出てくる情報を調べようともせずに、1年間間違った方法で勉強し続けたことです。

彼らは間違っている(かもしれない)方法で1年間努力し続けることに何の不安も疑問も無かったようなのです。今の時代、googleで検索すればわりと何でも情報が手に入るというのに・・・。

 

社会人の方々にしてみれば信じられないかもしれませんが、これが受験生の現実です。東大京大や早慶を目指すような人たちでさえ、何も考えずにただがむしゃらに勉強している人がほとんどです。市場調査を一切しないで商品を売ろうとするみたいなものですね。

個人的には、正しい方法で勉強すれば誰でも東大に合格できると思っています。

最も大事なマインドセットについては以下の記事でまとめていますので、気になる方は是非読んでみてくださいね。文章めっちゃ下手ですが。

fukku.hatenablog.jp

 

 

少しくらい自分で考えろよ

成功者になるために最も必要なことは、素直であることです。

fukku.hatenablog.jp

 

でも「素直であること」を「盲信的であること」の言い訳として使ってはいけない。

 

成功者(先生)から音読をしろと言われたら、それに従うのは良いことです。というか反発するのは謎です。

しかし何も考えずにただ従うだけではいけません。あなたはいつか成功者から離れ、自分で行動しなくてはならないのです。守破離です。

そのためには成功者に従っていながらも、「どうしてこういうことを言ったのだろう」「何でこうしているのだろう」と常に分析的な思考を持ち続ける必要があります。

 

それができない人は、いくら素直であっても失敗してしまうでしょう。

「従う」というより「盗む」くらいの気持ちで行動してください。

それでは。