【起業】半年ほど迷走してきて体感した、学生起業やフリーランスの現実
こんにちは。ふっくーです。
最近は東大を休学して、不動産業およびイベントマーケティングに携わっています。
僕はこの半年、「雇われたくない」という非常にアバウトな考えだけで、ひたすら迷走を続けてきました。実は「迷走東大生」というタイトルはそういった理由でつけたんですけど笑
そして、こんな迷走しっぱなしのアホ大学生でも、半年も行動を続けていればやはり別人のように進化するわけです。マジで半年前が前世みたいに思えます。
そこでですね!
僕が実際に半年という時間をかけて実感した、「起業」とか「ビジネス」といったものについてのリアルな現状を、ここで一度まとめておこうと思います!
・ぼんやりと何かしたいと考えている
・独立に少し興味はあるけど、何から始めていいか全くわからない・・・
・プロブロガーに憧れている
・よくツイッターでビジネス系のアカウントからDMが来て困っている
どれか1つでも当てはまった人は、ぜひ最後までこの記事を読み進めることを推奨します。きっとあなたの人生にちょびっと役に立ちますから!
1、行動力は必要条件
よくブログとか意識高い系ツイートで見るんですが、「成功するために最も大事なものは行動力だ!」みたいなこと言っている人多いですよね。
確かにそれは間違っていないんですけど、正直ちょっとズレているというか、行動力って「必要条件」であって「十分条件」じゃないんですよ。
「必要条件」とは簡単に言えば「これは絶対に必要だという条件」で、「十分条件」とは「これさえあれば良いという条件」です。
つまり一言で言うと、「起業するなら行動力なんてあって当たり前」ということです。
なんだか今ありふれている情報を読むと、「行動さえすれば成功できるさ!」みたいなニュアンスがあると感じるのですが(僕だけ?)、そうじゃありません。起業を本気で考えている人たちは、マジで息をするように借金しますからね。それくらいの行動力や度胸はあって当たり前なんです。
その上で、どれくらい知識があるか、経験を積んでいるか、成功者の意見を素早く取り入れられるか、PDCAを回せるか...etc
そこで勝負するわけです。
「行動力が大事!」という意見は、例えるなら「海外の旅で最も大切なのは、パスポートを作ることだ!」ってくらいズレた意見です。確かにそれは大事だけれども! っていうね。
・・・では、なぜ多くの成功者がそうやって「ズレた意見」を発信しているのか。
実際に成功しているのなら、それが「ズレた意見」ということくらい分かるはずですよね。
・・・ここから先は本当にグレーになるので詳しくは言いませんが、要するに、あなたに「行動」してほしいからです。
何をとは言いませんがね・・・。
2、「リスク0」のネットビジネスのリスク
ネットビジネスは初期投資がほぼ0だから、リスクは0だ。っていう話を聞いたことはありませんか?
多くの人は「ネットビジネス系マジで死ねや」くらいの感情しか湧かないと思いますが、中途半端に意識の高い大学生はまずこのネットビジネスに飛びつきます。
試しに、ネットビジネスに飛びつきがちな人の特徴をいくつか挙げてみました。あなたはいくつ当てはまりますか?
↓
✔︎ 起業やビジネスをしたいと思っているけど、どんなことをしたいかは特に決まっていない。
✔︎ 何かしたいことの理由が「バイトがだるい」や「仕事がつまらない」などの後ろ向きなものしかない。
✔︎ やらなくてはいけないことを必死で後回しにする。逆に、一度ハマったものにはとことんのめり込む。
✔︎ マリオランに1200円払うなどの、普通に考えれば特に高くもない出費を異常に避けたがる。
✔︎ あまり良くない意味で「変わってる奴」と言われる。
✔︎ ツイッターをよく使う。
どうでしょう?
2〜3個ならまだいいですが、ほぼ全部当てはまるという人もいるのではないでしょうか?
そんな人は正直めっちゃ危ないので気をつけてください。
さて、話が少し脱線してしまいましたが、これから先ほどのチェックに5個当てはまる僕が、ネットビジネスの落とし穴を教えたいと思います。(マリオランは買った)
まずネットビジネスの最大のデメリットとして、「競合他社が多すぎる」という点が挙げられます。
どういうことか。
例えば、あなたが地元の駅前に店をオープンするとしますよね。そうしたら、あなたの競合他社は駅周辺の店舗になるわけです。
例えばあなたがたい焼き屋さんを経営するとして、あなたと同じたい焼き店を出している人が周囲に誰もいなければ、たい焼きが欲しい人はあなたの店に来ます。これはほぼ競合他社がいないようなものです。
しかし。
ネットビジネスでは日本全国の、下手したら世界中の大企業が競合他社になる可能性があるんです。
例えばあなたがプロブロガーになろうとしたら、GoogleやYahooの検索ページの上で「やぎろぐ」の八木仁平さんみたいなトップブロガーさんたちと、SEO対策などの技術で戦うことになるわけです。
情報商材を作るなら与沢翼さんだとか、プログラミング勉強のWebページだったら「ドットインストール」とか。ネットビジネスってそういうことです。
お客さんが世界中にいるということは、ライバルも世界中にいるということです。
そこである程度成功しようとしたら、ただ闇雲に行動しているだけでは絶対に無理です。誰か成功者だったり、何らかのコミュニティーに頼る必要があります。しかし大体の人は、人脈がありません。
そうやって路頭に迷っているところにつけ込むのが、ネットビジネス系コミュニティーなんですね。
普通だったら絶対に信じないような話も、「一応話だけなら聞いてみようかな」という気持ちにさせられ、フラッとお話だのセミナーだの勉強会だのに行ってしまいます。そこで成功者を目の当たりにして、色々と言葉巧みにセールスをかけられ、入会金を払ってしまうわけです。
そのネットビジネスコミュニティーにも落とし穴が2つあって、1つは後発組が稼ぎにくい状況にあることです。先ほども言ったように、後から始めた人は強力な先発組ライバルに蹴落とされ、全く稼げないという状況になりがちです。
2つめが、「本当にネットビジネスで稼いでいるのか」ということです!
ここ重要です!
具体的に言えば、成功者がそのコミュニティーが教える方法で稼いでいるのか、それとも「コミュニティーに人を勧誘することで得られる紹介料」で稼いでいるのか、です。
アムウェイなんかのMLM、俗に言うネズミ講では、主にこういった方法で稼いでいる人だらけです。これはもはや「教えている方法では稼げない」と言っているようなものですね。
MLMで稼ぐことの最大のデメリットは、もう単純に、友達をなくすということに尽きます。
お小遣い程度のお金を稼いで、代わりにまともな友達をなくす。
釣り合いが取れてなさすぎるので絶対にやめましょう。
・・・ちなみに僕が今手がけている事業は、ネットビジネスでも何でもないので安心してくださいね(笑)
3、ビジネスの前に部活やれ
ビジネスで成功する秘訣は何かと言われると少し困るのですが、1つこれだけは言えます。
ビジネスで成功する奴は、何やっても成功する。
ネットビジネスだろうが飲食店だろうが、部活だろうが勉強だろうがゲームだろうが。別にビジネスだから成功するということじゃないんです。本気で取り組めば何だって成功する。
だからそこで重要になってくるのが、自分なりの成功する方法なんです。部活にしか使えないこととかじゃなくて、もっと大きな視点のものです。
それが分かってしまえばビジネスでも成功できるんだから、わざわざ最初からリスク背負ってビジネスに挑戦する必要は全くない。まずは部活か何かに本気で打ち込んで、そこで自分の成功や失敗を分析してみればいいんですね。
「そんなこと言っても、ビジネスをするにはやっぱり知識が必要じゃないですか!」と思う人もいるかもしれません。
でも、知識なんて覚えるだけなんです。
そこは全く重要じゃないんです。
本当に重要なのは、自分の成功する方法を知っておくこと、自分の成功や失敗を分析することです。だから最初からビジネスに挑戦するんじゃなくて、部活とかで成功体験してからという方が賢い選択なのかなあ、と僕は思います。
まとめ
なんとなくビジネスしたいとかいう人は、とりあえず行動力と分析力を磨いて出直してきて欲しいということです。
逆にこの2つがある人は、まず間違いなくビジネスでも成功できますので、ぜひ自分のやりたいことを仕事にしてみましょう!
P.S.
こんなことを言うと「ドリームキラー乙www」みたいに思う人もいるでしょうが、その「ドリームキラー」って言葉も、あなたの視野と選択肢を狭めるためのテクニックだって気づいてます?