自称起業家によるサラリーマン批判がうざい3つの理由
「ネットビジネスで自由に暮らす!」とか、「俺は起業して年収ウン千万になる!」とかいう人って、まず間違いなくサラリーマンを馬鹿にしますよね。
「死んだ魚のような目をして満員電車に詰め込まれる大人たち」
こんなフレーズを何度聞いたことか・・・。
(「死んだ魚のような目」って表現、すごいよく使われますよね)
サラリーマンとして生きないように努力するのは非常に良いことだと思うんですが、それで他人に対して「お前はダメだ」とやるのはやめて欲しいです。まず普通にサラリーマンの方々に失礼ですし。
今回はなぜサラリーマン批判がうざいのか、僕なりに3つの理由を挙げて説明したいと思います。「死んだ魚のような目で・・・」と誰かが言い出したら、すぐさま3つの理由を使って反論してやってください(?)
1、サラリーマンについて大して知らない
雇われて働くことを批判する人は、実際どれだけサラリーマンのことを知っているのでしょうか。どこかのネットビジネスの宣伝文句やブロガーさんの記事を読んで「サラリーマンはクソだ!」と言っているのではないでしょうか。
そういう人の意見と、実際に脱サラしてフリーランスになった人の意見とでは重みがまるで違いますよね。
僕はなるべく自分で体験して感じたこと、思ったことしか言わないようにしています。そうでないことを言う時は「これは受け売りですが」みたいに一言つけ加えるようにしています。
大して知らないものを堂々と批判できる精神ははっきり言って異常です。
サラリーマンにならずにサラリーマン批判をしたいのなら、せめてリアルで数人、脱サラしてフリーランスになった人の話を聞いてみるべきじゃないでしょうか。
2、それが強みかもしれないのに
誰の話かは忘れましたが、とあるテレビ番組でニート生活を送っている人が「僕は頭を使わない単純な労働の方が向いているので、そういう仕事がいいです」と言っていました。
僕はその人の発言を聞くまで、正直、世の中にそういう人がいるということを忘れていました。誰もが「頭を使って効率良く問題解決をしたい」と思っているものだと考えていました。
暗記で例えるなら、「語呂合わせ」よりも「ひたすら読んで覚える」方が頭を使わなくていい、みたいなことですよね。
機械化がまだあまり進んでいない現在、そういう単純労働をする人間はまだまだ必要です。そうなると、ずっと単純労働をしていても嫌にならない性格は十分「強み」だと言えます。
その「強み」を生かしてサラリーマンになることの何が悪いのでしょうか。
(フリーランスなんかよりサラリーマンの方がよく考えているぞ、という批判は一旦置いておきます)
起業に向いている人は起業していいし、サラリーマンに向いていると思った人はサラリーマンとして生きていいんじゃないでしょうか。「何か違うな」と思ったら途中で路線変更してもいいんですからね。
3、「ほっとけ」って感じ
そもそも人の人生にケチつけるのがうざいです。
本当に起業なり何なりしたいなら、他人なんて放っておいて自分のビジネスを形にしていけばいいんじゃないでしょうか。
わざわざ他人の生き方に文句を言ってしまうということは、心のどこかで「こんなことしていて良いのか」という気持ちがあるんだと思います。意識高い系と言われながら迷走するより、周りに合わせてサークルやバイトで楽しく過ごした方が有意義なんじゃないか・・・と。
僕は別にどちらでも良いと思います。大学で遊び呆けて普通に就職し、あまりの労働環境のキツさに耐えかねて数ヶ月で退職、からの独立。こんな人も全然いますからね。
ただ、やると決めたからには全力でやりましょう。何度も言いますが、楽に稼げるビジネスなんてありません。中途半端に他人の目を気にして中途半端に努力するのが一番無駄です。
まとめ
それでも僕はサラリーマンにはなりたくありません。
モノ作るのが好きなので。
それではー。