東大生が教える最強暗記法3つとその具体例まとめ
みなさんこんにちは。暗記が苦手という理由だけで理系に進んだふっくーです。
前回の記事で「暗記法とか書きたいなあ」と言ってましたが、ちょっと暇な時間ができたので早速書いてしまいます。
最初に言っておきますが、この記事は暗記が絶望的に苦手な人向けの記事です。
「なんとなく教科書を読んでたら覚えられるっしょ〜」
とかいう人は回れ右をしてください。
今回暗記すること
前回の記事は非常に具体性に乏しいことを書いてしまったので、今回は超具体的かつ実践的な方法を書きたいと思います!
ところで、人間が最も覚えにくいものってなんでしょう?
それは無意味なものです。
今回はそれを覚えていきたいと思います。
例えば、
この人の名前を覚えなくてはいけないとしますよね(適当に拾ってきました)
おちょぼ口なので「おちょぼ口の戦い」で活躍した武将だとします。
で、こいつの名前が「xw84h75yんs」だとします。
嫌がらせにも程がありますね。受験生を困らせるために生まれた武将なのでしょう。
さて今からこいつを覚えていきます。
1、暗記箇所を減らす
これは数学や物理の公式で大活躍する方法で、要するに
「理屈が分かれば丸暗記する必要ないじゃん!」
というものを増やすということです。
今回は理屈もクソもないので使えませんが笑
例えば、以下の3つの公式があります。
- (sinx)^2+(cosx)^2=1
- (tanx)^2+1=1/(cosx)^2
- tanx=sinx/cosx
三角関数の超基本公式ですね。
これを全部覚えるのもいいですよ?
いいんですけど、1と3を知っていれば2は簡単に導けます。
(sinx)^2+(cosx)^2=1 ←1
(sinx/cosx)^2+1=1/(cosx)^2 ←両辺(cosx)^2で割ります
(tanx)^2+1=1/(cosx)^2
ね、簡単でしょ?
これで丸暗記する場所が1つ減りました。
あんまり難しい導出だと「丸暗記の方が楽だわ!」ってこともありますが、これくらいなら一瞬ですね。
というわけで最強暗記法(?)その1でした。
2、五感を使って覚える
これはある程度短いものを覚えるのに効果的です。今回は微妙な長さですね。
巷で良くある暗記法で、「音読」とか「10回書く」とかありますよね。
あれ全部原理は同じです。
暗記する時に頭以外の何かを同時に動かすことで脳にその情報が重要だと認識させれば良いということです。
僕の塾の講師が教えてくれた暗記法で「じっと座って暗記するより部屋の中を歩きながら覚えろ」というのがありますが、これも同じこと。
足を使ってるんですね。
これの派生として、あえてうるさい環境で暗記するというのもやったことがあります。
五感とは少し離れるのですが、「勉強しにくかった」という思い出が付加価値としてつきます。付加価値がつけば脳はその情報をより重要だと認識し、記憶に残りやすくなります。
結局は五感を使うことも付加価値をつける手段にすぎません。
けど「付加価値を〜」と言っても分かりにくいので、五感を使って覚えるとしました。
3、語呂合わせ
いや、結局これだよ。
語呂合わせってどこでも言われてる暗記法ですけど、結局これが最強です。円周率を50000桁以上覚えた人は語呂合わせで覚えたらしいですけど、そりゃそうだって感じですよ。
じゃあ全部語呂合わせでいいじゃん! と思うかもしれませんが、当然ながら語呂合わせに欠点がないかと言われればそうでもありません。
欠点その1 時間がかかる
語呂合わせで覚えるためにはまず語呂を考える必要がありますよね。これ慣れてないと相当時間がかかります。
今回みたいに一人の名前を覚えればいいというなら時間がかかってもいいのですが、試験前に詰め込みで覚えるとなると、暗記法1や2を組み合わせて覚えるのが効率いいと思います。
それかエナジードリンクに頼って徹夜で覚えるかですね笑
欠点その2 コツが必要
語呂合わせに慣れていないうちはいくら時間をかけて語呂を考えてもおそらく失敗してしまうでしょう。他の単語とごっちゃになったり、語呂から元の単語に戻せなかったり、失敗例はたくさんあります。
でも大丈夫。これから具体的に語呂合わせを使っていく中でコツをいくつか言っていくので、ぜひ身につけてください。
実際に覚えよう!
では実際に「xw84h75yんs」を覚えていきます。今回は語呂合わせが一番いいでしょうね。
まず語呂合わせの第一のコツとして、語呂の綺麗さよりも戻しやすさを重視することが挙げられます。語呂はどうしても意味不明なものになりがちなので、そこの綺麗さは諦めます。
戻しにくい語呂とはどういうものでしょうか。例えば「84」の部分に「はなし」という語呂を当てたら、テスト中に「84」と「874」のどっちだっけ? となりそうですね。これをなるべく避けます。
まず「xw」は初っ端から日本語を当てにくいので・・・
強引にエックス→クソとでもします。お許しを。
普段人の名前にエックスが出てくるなんてありえませんからね・・・。
英単語ならexみたいに組み合わせで出てくるので日本語を当てやすいのですが。
そしてw→ワロタとすると、
xw→クソワロタ
どうでしょうかこの神コンボ。
元より文字数が多くなった気がしますが気にしてはいけません。
覚えやすさ重視なのです。これでいいのです。いいのです。
次の「84h」は「橋は」もしくは「箸は」でいいでしょう。
候補をいくつも考えられればうまい語呂が作りやすくなります。
前後の内容に最もつながる語呂を選べばいいのです。
さりげなく数字とアルファベットを漢字とひらがなで分けているのもポイントです。
「橋は」を「848」と間違える可能性もあるので「橋へ」がベターですが、つながりを考えると一抹の不安が残ります。「行く」くらいしか繋がりませんよね・・・。
次にいきます。
「75」は語呂が作りにくいですね。「75y」を「名古屋」としてもいいのですが、「758」となる恐れがあります。しかも次が「ん」となってしまいます。
ここは「75」→「7個」として「yんs」→「やんす」としましょう。
え、やんすって何かって? 語尾に付けるアレですよ。
つまりこうなります。
クソワロタ。箸は7個やんす!
非常に洗練された素晴らしい語呂ですね。情景が浮かんでくるようです。
例えば4人でファミレスにでも行ったんでしょうね。それでバーミ○ンとかによくある使い捨てじゃない箸をヤンスが取って皆に配るわけです。
そこでヤンスはふと気づきます。箸、少なくね? と。
4人分あるかな〜と思って数えてみると、箸の数は6でも8でもなく・・・
クソワロタ。箸は7個やんす! だったんですね。
なぜ7本ではなく7個と言ったのかは謎ですが、とりあえず意味は通ります。語呂合わせってこんなものでいいんですよ。
ここで一つ注意があるのですが、おちょぼ要素を最後に入れておきましょう。
いくら覚えやすい語呂を作ってもそもそもそれが何の単語だったのか分からなければ意味はありません。ファミレスに来た4人を全員おちょぼ口で想像しておきましょう。
だいぶ面白い感じになりますね。
まあとりあえず暗記はできたと思います! 語呂合わせは慣れの要素が結構多いので、まだうまくできないという方もこれから何度となく語呂を合わせまくって上手になってください!
それでは失礼します。